世界で一人プロの風鈴演奏家 日向真は

14枚の風鈴CDの販売日本各地で年間100回以上の風鈴演奏会を開催しています。


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日本経済新聞 (2014年7月15日)


文化面(裏1ページ目)で紹介されました。

【記事内容】

風鈴の調べ 安らぎ奏でる

◇心地よい響きを探求するプロ音楽家 日本の音を世界に◇

日向 真

 涼しげでどこか懐かしさを感じさせる夏の風物詩、風鈴。私はその風鈴を使って曲を演奏する音楽家だ。世界でもプロは私だけだろう。活動を始めて10年。今では年間120回ほど、全国でコンサートを開いている。

 風鈴を鳴らす方法としては、鳥の羽毛を束ねた高級ハケを使って短冊を揺らしている。はじめのうちは手で揺らしたり、うちわで風を送ったりしたが、思い通りの音が出やすいのはハケだった。口で吹くのも試したが、すぐに息苦しくなってやめた。

落ち着いた曲に合わせ

風鈴の素材はさまざまだ。ガラスや鉄、真鍮、陶磁器、貝など、それぞれ音が違う。風鈴だけでメロディーを奏でることもあれば尺八や笛、琴、シンセサイザー、せせらぎなどに風鈴の音を重ねるオリジナル曲もある。風鈴だけの演奏には賛美歌「アメージンググレース」や唱歌「ふるさと」のような落ち着いた来曲が合う。

 メロディーを担うのは吹きガラスでできた江戸風鈴だ。澄んだ音がするが、響きがあまり長く続かない。ラの音に始まる12音を使っていて、コンサートツアーには予備を含めて2セットの24個を持ち歩く。これまでに2回、ツアー中に風鈴が割れたことがあり、手元に替えが無いときは演奏にならなかった。

 ガラスの大きさ、厚みが違うので、出る音は1つかけると面倒だ。例えば「ファの音がする風鈴がほしい」と店に頼んでも、職人は音楽に使うと考えたこともないので作れない。冬のオフシーズンに店を訪ね、倉庫に入って次々と鳴らし、ちょうど合うものを自分で探す。

 響きの余韻の長いのが小田原風鈴だ。これは仏壇でチーンと鳴らすお鈴に使われる砂張(さはり) という銅と錫の合金を使っている。南部鉄器の風鈴は高音ではっきりと主張する。こうした音は演奏のアクセントになり、よく使っている。

 明珍火箸の風鈴というものもある。兵庫県姫路市の伝統工芸で、よろい、かぶとの名品「明珍」の技法を継いでいる。4本の火箸が垂れ下がっていて、風鈴全体を一度揺らすと、何度も火箸が打ち合わされる。きれいな独特の澄んだ音が長く響き続ける。炭の風鈴もあって、数本の備長炭がぶら下がっている。こちらは温かみのある音がするように感じる。

ゆらぎの余韻に浸る

珍しい風鈴を見かけるとついつい買い集めてしまい、コレクションは500個ほどになった。ふだんコンサートで使うのは、さまざまな種類の30個。パイプで骨組みを作り、自分の周りに吊り下げて演奏している。この骨組みはもちろん自作。軽量で持ち運びやすく、組み立てが簡単。壊れにくいように工夫した。

 どの風鈴も揺らし方によって音が少しずつ違ってくる。このゆらぎのおかげで、聴いていて落ち着くのだと思う。20~30人のコンサートが多く、いつも寝転んでもらう。眠ってしまう人もいる。気持ちいい音楽を求めてきたので、眠ってもらえるのもうれしい。

 強い風が吹くと困るので野外コンサートはコの字型の風よけを設置して風鈴が風で鳴らないようにする。一度、台風が通り抜けた直後の野外ステージで演奏したが、ほとんどの風鈴が風で鳴り続けてしまった。仕方がないので、ずっと尺八や笛を吹いていた。

 よく質問されるのが「冬の間は何をしているの?」だ。いつも「風鈴を演奏しています」と答える。演奏を夏に限るのはもったいない。むしろ雪の降る日こそ風鈴がぴったりくる。窓から雪が降るのが見えたコンサートがあって、いつもより感動してもらえた。

夢は東京五輪で演奏

子供の頃から音楽好きで、中学生になると曲作りをしていた。若い時はテクノやロックなど若いなりの音楽をしていたが、だんだん快適で落ち着く曲が好きになった。笛や川のせせらぎなど色々と試したなかに、子供の頃に好きだった風鈴があった。

 2003年にオリジナル曲のCDを出すと大きな反響があり、その後、勤めを辞めてプロ演奏家になった。本名の吉田慎で活動していた時期もあるが、今では日向真を名乗っている。

 4年前に京都の東山に「風鈴ハウス」という演奏や歓談のできる施設を設けた。京都は世界的に知名度が高く、外国人にも楽しんでもらえると思ったからだ。海外でのCD発売や演奏も話が進んでいる。夢は20年東京五輪の開会式で演奏し、日本の文化のひとつである風鈴を世界に発信することだ。(ひなた・しん=風鈴演奏家)


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